日本のクラウドソーシングサービスというと、クラウドワークスとランサーズの2種類が真っ先に浮かぶかと思います。
では、クラウドワークスとランサーズではどちらがお得に仕事ができるでしょうか?両サービスの手数料は以下のようになっています。
クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|
10万円以下の部分:22% 20万円以下の部分:11% 20万円以上の部分:5.5% | 一律16.5% |
どちらも消費税込みで統一した数値です。クラウドワークスは金額に応じて手数料の割合が変動するのでわかりにくいですね。
そこで本記事では、クラウドワークスとランサーズの手数料のみにスポットを当てて比較し、少しでも稼いだお金を失わずに済むのはどちらなのか?を検証します。
クラウドワークスの手数料の計算は非常に複雑です。
当サイトのトップページにて、報酬金額を入力するだけで手数料や源泉徴収を自動的に計算し手取りの金額を算出できるツールを公開しているので以下から活用してみてください。
クラウドワークスとランサーズの手数料を比較
ここからは具体的な数字を使って「いくら稼ぐとどっちがお得なのか」を検証してみましょう。
クラウドワークスの手数料が変わる基準である10万円・20万円を含む以下の3パターンを紹介します。なお、源泉徴収は考慮しません。
- 報酬が3万円の場合
- 報酬が15万円の場合
- 報酬が25万円の場合
- 手数料が逆転するライン
3万円稼いだ場合
報酬が3万円(税込33,000円)の場合の手取り金額を比較します。
比較項目 | クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|---|
手取り金額 | 25,740円 | 27,555円 |
差し引かれた手数料 | 6,600円 | 4,950円 |
手数料はランサーズの方が低く、約1,600円儲かります。「たった1,600円」と見るか「1,600円も!」と考えるのかは人それぞれですが、個人的には大きな差だと感じます。
15万円稼いだ場合
報酬が15万円(税込165,000円)の場合の手取り金額を比較します。
比較項目 | クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|---|
手取り金額 | 135,850円 | 137,775円 |
差し引かれた手数料 | 27,500円 | 24,750円 |
10万円を超えたことでクラウドワークスは10万より上の手数料が安くなりますが、それでもまだランサーズの方がお得です。
25万円稼いだ場合
報酬が25万円(税込275,000円)の場合の手取り金額を比較します。
比較項目 | クラウドワークス | ランサーズ |
---|---|---|
手取り金額 | 237,875円 | 229,625円 |
差し引かれた手数料 | 35,750円 | 41,250円 |
25万円を稼ぐとクラウドワークスのややこしい手数料システムのおかげでこれまでの関係が逆転し、ランサーズよりもお得になります。
クラウドワークスの方がお得になるラインはどこから?
ここまでの検証から、15万円以上かつ25万円以下のどこかの報酬でクラウドワークスの方がお得に仕事ができることがわかりました。
ではクラウドワークスとランサーズの手取り額が逆転するのは報酬がいくらのときなのか確認してみましょう。
報酬金額 | クラウドワークスの手取り | ランサーズの手取り |
---|---|---|
16万円 | 145,640円 | 146,960円 |
17万円 | 155,430円 | 156,145円 |
18万円 | 165,220円 | 165,330円 |
19万円 | 175,505円 | 174,515円 |
20万円 | 185,900円 | 183,700円 |
21万円 | 196,295円 | 192885円 |
16万円から順番にチェックしていくと、報酬19万円を稼ぐと初めてクラウドワークスの手取りがランサーズの手取りを上回ることがわかりました。
つまり、毎回19万円以上をコンスタントに稼げるようなお仕事をする場合は、ランサーズよりもクラウドワークスを選んだ方がお得になります。
クラウドワークスとランサーズ、どちらがおすすめ?
最後に、クラウドワークスとランサーズどちらがおすすめか?という問いにも応えておきます。
これはあくまでも私個人の意見ですが、クラウドワークスの方がおすすめです。
理由は以下の3点です。
- クラウドソーシングで本格的に仕事を探し始めたとき(2020年頃)、怪しくないまともな仕事はクラウドワークスの方が多いと感じた
- 2023年頃までコンスタントに19万円以上稼いでいた
- 各種ページが見やすくわかりやすいと感じていた
ほとんど感覚による部分なので、19万円も稼ぐ予定がないのであれば正直どちらでもいいと思います。
どうしようもなく酷い案件はどちらにも転がっていますし、ページの見やすさやシステムのわかりやすさなども個人の好みですし使っていれば慣れます。
もしこれからランサーズやクラウドワークスなどでお仕事をしようと考えている場合は、どちらかに絞らず両方で仕事を探しましょう。
自分にあった稼げるお仕事を探すことが大事なので、そういった仕事が見つかった方を使い続ければよいと思います。
当サイトでは、私の経験を活かして「クラウドワークスの手数料を計算するツール」や「TOPプロクラウドワーカーになる条件」なども解説しているので、興味があれば覗いてみてください。
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